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操体法について

初めに

今回は当院の施術であ操体法について話したいと思います。


操体法は仙台の医師、橋本敬三先生が、全国で東洋医学を学び築き上げた徒手療法・身体の考え方です。操体法は日本中で非常に多くの方が学んでおり、NHKやラジオでも取り上げられたこともあります。

健康とは

操体法では「人はよほどの事情がない限り生まれつき健康で生きられるようにつくられている。そしてその健康は呼吸食事精神活動運動環境の5つの活動が互いに関係しあってバランスを取ることで成り立っている」と考えます。これを同時相関相補性といいます。

この5つのバランスが崩れることで身体は不健康に傾きだし、そのまま放っておくとやがて痛みや病気に繋がります。

健康と病気の可逆性

しかし、身体に症状が出た状態であっても5つのバランスの回復を図ることで、健康体に向かって戻り始め、やがて健康体を取り戻すことができます。これを健康と病気の可逆性といいます。

つまり人間の身体は健康であることも不健康であることも、本人の生活次第でどちらにも行ったり来たりすることができるということです。

操体法とは

操体法とはこの可逆性の仕組みを知って、呼吸、食事、精神活動、運動、環境の5つのバランスを回復し健康な身体へ向かうための手だてのことをいいます。特に操体法では5つの内の『動』に対しアプローチすることが多いです。

というのも、私たちの不健康や病気の直接の原因が身体(骨格)の歪みからくるものが非常に多いからです。

橋本敬三先生は『人間は動く建物』で、柱を足、棟木(むなぎ)を背骨と考え、これが立ち上がって動きまわっているのが人間であると述べています。建物は柱が傾くと建物全体が傾きます。

人間も一緒で足が歪むと身体全体が歪みます。身体の動き方にも法則があって、1か所が動けばそれにつられて他の場所も必ず動かないといけないのですが、一般の人はこの法則を無視した運動をして骨格に歪みが生じてしまっています。

病気のプロセス

操体法の考え方としては、病気になったから身体の調子が悪いと考えるのではなく、先に呼吸、食事、精神活動、運動、環境のバランスが崩れ、身体に歪みが生じてしまったことで病気になってしまったと考えます。

そのため操体法の基本は歪んでしまった身体を正常な身体に戻すことです。操体法では身体を気持ちよい方向、楽な方、動かしやすい方、痛みがない方へ動かしていきます。そうすることで歪みを整えていきます。

操体法の原理

私なりに操体法の原理を考えてみました。操体法は気持ち良い方向楽な方に動かしていくという変わった施術方法です。痛みが出ている筋は持続的に収縮し短縮した状態が多く、違和感がある方向というのはこれを助長させる方向と考えられます。

逆に気持ちがいい方向というのは問題のある筋を緩ませる方向です。操体法の施術では、動かしやすい方、気持ちいい方向に動かしてもらい、その動きに抵抗を加えます。

筋肉は主動作筋が働くと拮抗筋は緩むという性質があるため、抵抗を加えることでより問題のある筋が緩みやすくなると思われます。

頑張りすぎて問題が出ている筋を緩ませ、反対の普段頑張っていない筋が働くことでストレッチ感が生まれ気持ち良さを感じるのではないかと思います。

また、動きに抵抗を加えることで逆行性の収縮が起き、体幹にも収縮が入り、体幹が安定することで身体が動かしやすくなるのだと思われます。

他にも、筋の収縮に対して抵抗を加えることは、硬くなった筋を緩ませるだけでなく、神経系が促通され、より動きが良くなることが知られています。これにより筋肉のバランスが整うだけでなく、筋肉自体の動きが良くなります。

これらの作用を安全に効率よく引き出せるのが操体法なのかなーと思います。

長文を読んでいただき、ありがとうございました。

専門用語が多いため、詳しく知りたい方はぜひ当院までお越しください。

伊那市、辰野町、箕輪町の方で、腰痛や肩こりにお悩みの方は当院へご相談ください。

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