こんにちは。箕輪町の整体。はやし健康整体院の林です。
当院では操体法という施術法を使っています。
簡単に説明すると、痛みのない方、動かしやすい方へ体を動かしてもらい、それに抵抗を少し加えるという手法です。
痛みがある方向というのは、体を悪くする方向です。
痛みを出して体が危険だよと教えてくれています。
なので、まずそちらの方向には動かしません。
ではなぜ動かしやすい方に体を動かしていくのかというと、痛みがある方向というのは問題のある筋や関節に負担がかかっていることが多いからです。
反対に動かしやすい方向というのは問題がある筋や関節の負担が軽減する方向になります。
筋肉の場合、常に緊張し張っている状態の筋肉が緩む方向です。
筋肉には主として働く筋肉（主動作筋）とそれと反対の動きをする筋肉（拮抗筋）があります。
主動作筋が働くとき拮抗筋は緩むという性質があるため、動かしやすい方へ体を動かしていくことで、問題になっている筋が緩みやすくなります。
さらに、筋に抵抗を加えることで、神経や筋肉の機能が働きやすくなる（神経促通法）という効果があります。
また、抵抗を加え動きを止めることで、逆行性の収縮が起き、それが体幹に影響し、体幹の安定が増すことで体の動きが良くなります。
逆行性の収縮というのは説明が難しいですが、抵抗をかけて動きを止めてしまったので、その方向にいくはずだったエネルギーが逆行して戻ってくるという反応です。
こういった体が本来持っている機能を生かして体の調子を整えていくのが操体法になります。
操体法は実は1人でもできます。
抵抗はかけなくて大丈夫です。
腰痛などの痛みが出たときに、動かして痛みのある動きと反対の動きをすればいいだけです。
腰を反ると痛いなら反対に腰を曲げてみたり、腰を右にひねると痛いなら左にひねってみるといった感じです。
これだけでも繰り返しているうちに、痛みは楽になってきます。
信じられないかもしれませんが、一度試しにやってみてください。
詳しい方法はセルフケアとして当院で教えていますので、自分で自分を良くしたいよという方はご連絡ください。
伊那市、辰野町、箕輪町の方で、腰痛や肩こりにお悩みの方は当院へご相談ください。