こんにちは。箕輪町の整体。はやし健康整体院の林です。
今回からブログでは主婦シリーズを書いていこうと思います。
間違っていませんか?台所仕事の姿勢
僕の所へ来られる方で、一番多いのは主婦の方がたです。年齢は30代から80代までと様々です。
主婦の仕事というのは様々な分野があり、動作も様々だと思います。
主婦にとっては1日の内、家事仕事の占める割合が一番多いと思います。
そこで間違った動きをしていると、当然体は歪んでしまい、腰痛や肩こり、膝の痛みなどの症状がでてしまいます。
一番多いのが主婦の方がたということは、それだけ間違った動きをしている人が主婦には多いということです。
台所仕事の負担は腰にくる
主婦の仕事の中で、多くの時間割合を占めるものに台所仕事があります。
朝、昼、晩と食事を作らなくてはなりません。
数種類の食事を家族の分作るのは時間もかかります。
この仕事での姿勢の間違いが多いように感じます。
みなさんは料理をするときどんな姿勢で行っているでしょうか?
ほとんどの方が、両足を揃えて立っている方が多いのではないでしょうか?
姿勢としては足が揃っているときれいに見えますが、料理をするときの姿勢としては間違っています。
実はこの立ち方は腰に負担がかかる立ち方なんです。
料理をするときはフライパンやお鍋、包丁やお皿を持ちます。
手も体の前にあることが多く、まな板を見るため目線は下に行きます。
地球上にあるすべてのものには重力が作用しています。下に引っ張られる力ですね。
フライパンなどもこの重力が作用しています。
長時間の台所仕事では、上半身の体重、手の重さ、フライパンなどの重さが、両足を揃えて立っている状態だと、重力の影響で腰に集中して負担がかかります。
結果として、負担が集中してしまった筋肉は頑張りっぱなしになり、硬くなってしまいます。
筋肉が硬くなると、血管や神経の正常な動きは邪魔されてしまいます。
血流が悪くなると筋肉はますます硬くなり、その部分は冷えてくるため「冷え」に繋がります。
台所仕事での正しい立ち方
ではどのような立ちかたをすればいいのでしょうか。
正しい立ち方は、足を肩幅に開きます。左右のつま先が平行(指がまっすぐ前を向いている状態)になるようにします。右利きの人はその状態から右足を半歩後ろに引きます。
左足の中間あたりに右足のつま先が来る感じです。
この立ち方が台所仕事での理想の立ちかたになります。
たまたま料理人の方の調理現場を見る機会があったのですが、この立ち方をされており、さすがプロだなぁと感じました。
料理人の方に限らず、何かの道を究めたプロの方々は、どんな姿勢が能率的で楽で無駄がないかということを自然に体得されています。
手仕事も腰でする
立ち方に関しては上記の立ち方で腰の負担は減らすことができます。
次は手仕事です。
家事では手を多く使います。
手仕事は手だけでする作業だと思っている方が多いと思いますが違います。
腰という漢字は月に要という文字が使われています。つまり、体では1番重要で中心となる部分ということを表しています。
もちろん動くのは手なんですが、腰を安定させ、そこに力を集中させることで体に負担なく手での作業ができます。
これも立ち姿勢のときと同じです。
右手を使うときは右足を左足より後ろに引くことが大事になってきます。
足の親指を活用していますか?
自分の足の指を見てください。
どれが一番大きいでしょうか。
どんな人でも大きい指といえば親指です。
人間の体というものは無駄なく設計されています。
生まれながらに親指が大きくなっていることには意味があります。
人は歩くときに親指に体重をかけると安定し楽に歩けます。
それを体は教えてくれています。
普段履いている靴の裏を見てください。
どこがすり減っていますか?
多くの人がかかとの外側がすり減っていると思います。
もちろんかかとから足はつくので、かかとはすり減りやすいのですが、極端にかかとや外側が減っている場合は、歩くときや立っているときの体重のかけ方が間違っている証拠です。
親指に体重をかけるのが、人本来の正しい足さばきになります。
親指でしっかり踏ん張ることで、力も入りやすくなるし、腰も安定するので、立ち仕事が楽にできるようになります。
肩肘はっては生きてゆけない
これは前回のブログで詳しく書いています。
脇を締め、肘を曲げて体に当て、手のひらを上に向けた状態が、一番力が入りやすく、安定し、体への負担が少ないです。
脇が開いてしまうと手首、肘、肩、腰に負担がかかります。
肩肘張るというのは肘を開いて威張っている様子のことですが、人間関係的にも身体的にも良くないことを表している面白い表現だと思います。
まとめ
台所仕事の4つの注意点は
①足は肩幅に開いて立つ
②右利きの人は右足を半歩後ろに引いて立つ
③つま先とつま先は平行になるように立つ(つま先が外を向かないように)
④肘肩を張らないで、脇を締めるように心がけて手を動かす。
以上のことを意識して毎日の台所仕事を負担なく楽に行えるようにしていきましょう。
伊那市、辰野町、箕輪町の方で、腰痛や肩こりにお悩みの方は当院へご相談ください。