こんにちは。箕輪町の整体。はやし健康整体院の林です。
今回は雑巾や台ふき、タオルをしぼるときの注意点について書きたいと思います。
拭き掃除のときに雑巾や台ふきを絞ると思います。
この時にも歪みを引き起こしやすい絞り方があります。
僕もこの絞り方をしていました。
雑巾に関しては間違った絞り方をしている方がほとんどだと思うので説明したいと思います。
悪いしぼり方では腱鞘炎に
間違った絞り方というのは、両手の甲が上にくる絞り方です。
この写真の絞り方ですね。
どうですか?
これで絞っている方がほとんどではないでしょうか。
この絞り方は両肘が外に向き、両肩にも余計な力が入るため、手首にも肘にも肩にも負担になります。
しかも、たいして雑巾も絞れません。
そのため回数多く力を入れて絞らなくてはなりません。
この絞り方を続けていると、負担が溜まり腱鞘炎や肩こり、肘の痛みを引き起こします。
正しい絞り方
正しい雑巾の絞り方は、上肢に負担が少なく、しっかり絞れる絞り方になります。
雑巾を縦にし、右利きの人は右手が上、左手が下にくるように持ち、小指から順に握りこんでいきます。
そして内側に手首を回して絞っていきます。
上の写真のような感じです。
この絞り方で絞ると手首は自然な動きの範囲で動きます。
脇が締まり、肘は体に近づいてきます。
親指はあまり力を入れる必要はありません。小指を意識してください。
この絞り方なら少々絞りすぎたりしても、元々負担が少ないので問題はありません。
小指が大切
雑巾は小指から握るとしっかり絞れます。
小指は5本ある指の中では親指に次いで2番目に大切な指です。
よくヤクザ映画でヤクザがけじめのために小指を切り落とすシーンがありますが、あれは小指が切り落としても大丈夫な部位だからではなく、小指が大事だからこそなのです。
小指がないと人間は力を入れて物を握ることができません。
スポーツでもテニスのラケット、ゴルフのクラブ、野球のバットとすべて握りは小指からです。
空手も正しいこぶしの握りは小指から行います。
それほど小指は大切なのです。
手作業でも小指を意識すると力が入るようになり、負担も少なくなります。
横に拭くのは間違い
拭き掃除をするとき、どのように拭いていますか?
これにも歪みを作りやすい拭き方があります。
それは左右に拭くやり方です。
多くの方がこのやり方をしていると思います。
拭き掃除ではしっかり汚れを落とすために力を入れて拭かなければなりません。
しかし、前のブログでも話したように横拭きでは肘は外に動かさないといけないし、肩にも力が入りすぎてしまいます。
肩肘張ってしまうわけです。
しかも、絞るときよりもより力を入れる必要がある分負担が大きくなりますし、拭く面積も広いため、動きが大きくなり負担は増大します。
一生懸命頑張るほど手首、肘、肩に負担がかかります。
ぜひ正しい拭き方をマスターしてください。
正しい拭き方の2つのルール
正しい拭き方は、力がしっかり入り体への負担が少ない拭き方です。
歩くときに腕を振りますね。
腕は前後(縦)に動かします。
つまりこれが一番負担がなく自然な動きということになります。
これは他の動作でも同じです。
机などを拭くとき、縦の動きであれば肘は外に開かず、肩にも余計な力ははいりません。
このことから拭くときも手を前後に動かさないといけないことが分かります。
次に手のひらを机でもどこでもいいのでぴったりとくっつけてください。
拭くときに手のひらのどこに力を入れて拭くとよいでしょうか。
答えは小指の小指球です。
小指球は小指の付け根の肉が盛り上がったところです。
反対に親指の盛付け根のり上がったとことを母指球といいます。
母指球の方が力が入りそうですが、母指球に圧力を加え手を前後に動かしてみると、肘の部分で力が逃げてしまうのが分かります。
小指球では肩からの力の方向はまっすぐで、逃げないのでしっかり拭けます。
まとめ
普段から疑いなく行っている動作の中に、体を壊してしまう動作はたくさんあります。
今回は雑巾の絞り方と拭き方でした。
おそらくほとんどの方が間違ったやり方をされていると思います。
このブログをたまたま読んだ方は、正しいやり方を実践してみて、違いを感じてください。
もし周りに間違ったやり方の人がいたら教えてあげてください。
ちょっとした雑学にもなり「へぇ~」をいただけると思います。
最後になりますが、伊那市、辰野町、箕輪町の方で、腰痛や肩こりにお悩みの方は当院へご相談ください。