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坐骨神経痛を引き起こす梨状筋症候群

こんにちは。箕輪町の整体。はやし健康整体院の林です。

坐骨神経痛の方は多くおられるのですが、その原因となる梨状筋症候群についてお話ししたいと思います。

梨状筋症候群は、お尻にある梨状筋という筋肉が坐骨神経を絞扼することで、坐骨神経領域にしびれや痛みが出る疾患です。

坐骨神経痛の3割は梨状筋症候群ではないかといわれています。

梨状筋は骨盤の前についており、後ろを通って大腿骨にくっつく筋です。

足を外旋させる役割をもった筋です。

画像を見てもらうと分かりやすいのですが、坐骨神経はこの梨状筋の間を通ります。

梨状筋が何らかの影響で硬くなることで、その間を通る坐骨神経が挟まれたり圧迫されます。

実は神経というのは圧迫されたくらいでは痛みやしびれがでません

神経を包んでいる膜はとても硬く、圧迫くらいでは痛みは出ないといわれています。

ではなぜ、症状が出るかというと梨状筋が硬くなると坐骨神経と癒着します。

神経って頭から足先まで繋がっているのですが、だいたい2センチくらい動くといわれています。

しかし癒着によりべちゃっとくっついてしまうと、動きが阻害されてしまいます。

他にも硬くなった筋があればそこでも神経の動きが阻害されます。

2か所で動きが阻害された状態で体を動かすと神経は引き延ばされます。

引き延ばされると神経は細くなり、中の神経線維が圧迫されてしびれがでるという仕組みです。

梨状筋症候群という名前がついていますが、実際は梨状筋以外の筋の硬さも関係がある疾患だったのです。

梨状筋症候群で手術が適応されることはあまりなく、ほとんどは運動療法や筋弛緩剤によって梨状筋の硬さを取る治療が行われます。

梨状筋が硬くなる原因は様々ですが、長時間のデスクワークの方や運転が長い人に多いといわれています。

梨状筋症候群は自分でセルフチェックができます。

椅子に座っても立ってでもいいです。

その状態でつま先を外に回してみて症状が緩和するかどうかをみてください。

緩和するなら梨状筋症候群の可能性があります。

もう一つは、フェイスタオルを結んでこぶを作ります。

仰向けで寝た状態でお尻の下にこのこぶを入れて、痛みがあるのであれば梨状筋症候群の可能性があります。

しびれや痛みがあるよっていうかたは1度セルフチェックしてみてください。

当院では操体法という運動療法を使い、筋肉のバランスを整えていきます。

バランスが整うと梨状筋だけでなく他の筋も硬さが取れてくるようになり、痛みやしびれといった症状が改善してきます。

また、自宅でのセルフケアもお伝えしているので、改善が早く再発しにくい体作りが可能です。

伊那市、箕輪町、辰野町の方で、足のしびれや痛みに悩まれている方がいれば、当院へご相談ください。

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