左肩の痛み、首の張り、左腕のしびれを訴えて来院されました。
初めは肩こりだけだったそうですが、徐々にコリが広がり痛みやしびれも出るようになったそうです。
問診や検査の結果、デスクワークが原因と思われました。
ベッドで座っていただいたところ猫背と巻き肩、頭が前にでる姿勢でした。
その姿勢のままパソコン仕事を1日中椅子に座って行っておられたため、肩回りや首周りの筋肉が硬くなり血行不良を起こし痛みが出ていたと思われます。
頭が前に出る姿勢は頸椎に負担が大きくかかります。その結果しびれが手に出るようになったと考えました。
肩を回したり座りっぱなしにならないように1時間に1回は席を立つようにしていたそうですが、負担のほうが大きく間に合ってなかったのだと思います。
操体法による週2回の施術と職場での環境改善を提案させていただき実施してもらいました。
また、セルフケアも毎回1つお伝えしました。
痛みは早い段階でなくなり、しびれも9回目にはほとんど出ない状態まで改善がみられました。
ただ、長時間の仕事となるとどうしても姿勢は崩れやすく負担のかかりやすい状態となるため、週1回の施術は継続させていただいています。
年齢的には若い方でしたが、体にかかる負担が大きいと年齢関係なく体へ不調は出ます。
この方は若いうちに来院されましたが、このまま何もせずに仕事を何十年も続けられる方も多くいらっしゃいます。
そうなると姿勢や骨格は大きく歪み、改善が難しい状態になってしまいます。
痛みを何十年も放っておいた身体はどうなっているのか考えただけでも怖くなりますよね。
このブログを読んでいる方も、痛みが我慢できるからと放っておくのではなく、何か行動を起こしてみてはいかがでしょうか。