0265-97-1921電話受付 10:00-18:00 WEB予約

腰痛になぜなるのか

こんにちは。箕輪町の整体。はやし健康整体院の林です。

いきなりですが、腰痛ってなんでなるんでしょう?

操体法を勉強してきた僕から言わせてもらうと、やはり日常生活に原因があると思います。

痛みなどの不調の原因は姿勢や筋・骨格の歪みが直接の原因だと思いますが、大元を辿れば日常生活の乱れこそが根本原因といえます。

日常生活を見直さないで腰痛が治るなんてことはありえないと思ってます。

その時は痛みが引いても、同じような生活を続けていては再発するのは当たり前ですよね。

操体法では健康は呼吸・食事・運動(動作)・精神面・環境面の5つが互いに関係しあって、バランスを取ることで成り立っていると考えます。

このうちどれか一つでも欠けると、健康のバランスは崩れ体の不調に繋がります。

呼吸

みなさん深呼吸を普段行っていますか?

僕は腹式呼吸を寝る前に行っています。

呼吸は生きていく上で必要不可欠な機能です。

しかし、その呼吸がうまく行えていない人が非常に多いです。

呼吸が浅くなると十分な酸素を体に送ることができず、身体の機能がしっかり働きません。

また、呼吸が浅くなると疲れやすくなったり、胸郭の動きの乏しさや腹圧低下による姿勢の乱れに繋がります。

食事

僕たちの体は食事によって作られています。

生きていくために必要な食事が偏っていては、病気になったり体調を崩すのは容易に想像できますよね。

甘いものや肉食系の食事が多い人は身体が硬くなりやすく、腰痛など体の不調が出やすい傾向にあります。

水分もとても大切です。なにせ、体の6割は水分なんですから、水分を取らないと体調を崩すのは当たり前です。

筋肉も組織なので水分が足りなくなると硬くなり動きにくくなってしまいます。

運動

運動できてますか?

高校生くらいまでなら体育の授業や部活もあるし、ある程度体は動かせていたと思います。

運動は心肺機能を高め、体力をつけるだけでなく、筋肉の柔軟性や筋力の低下を防ぐ効果があります。

大人になるとどうしても運動量は減ってしまいます。

そうなると今まで運動によって保たれていた身体機能は低下し、体の柔軟性や筋力の低下、体力の低下を招き、最終的に姿勢の崩れに繋がります。

操体法でいう動は運動だけではありません。

動作も考えていかなければなりません。

例えば重心移動の法則があります。

体の動きと重心は密接に関係しており、体がこういう動きをしたら、重心はここに移動しないといけないという法則です。

普段の生活の中でこの法則が守られていないと、体に負担がかかってしまいます。

また、筋肉や骨格も、動くために最適な形や長さになっています。

最適な動きができるように遺伝子レベルでプログラムされているのに、それを無視して無理な動きや動作をしてしまうことで体を壊してしまいます。

精神面

腰痛とあまり関係ないと思われがちですが、とっても関係あります。

気分が落ち込むと背中って丸くなりますよね。

真っすぐ前を見れず、頭が下や横に向いてしまったりもします。

歩行もトボトボ歩くイメージないですか?

そんな状態が2、3日続くと腰痛ってなったりします。

精神面で体を壊す要因ではストレスが一番多いと感じます。

ストレスがあるとホルモンの乱れや自律神経の乱れに繋がります。

寝れなくなったりすると疲れも取れないし体の機能もしっかり働きません。

睡眠不足だと呼吸も浅くなり、疲れが取れないため体は硬くなってしまいます。

また、最近の研究では睡眠不足だと痛みなどの不快な刺激に敏感になってしまうという研究結果も出ているそうです。

大切ですよね。睡眠。

環境面

環境は人的環境や仕事環境、生活環境などがあります。

人は環境に左右されやすい生き物です。

環境によって容易に体を壊してしまいます。

特に腰痛と関係性が深いのは仕事環境だと思います。

長距離トラック運転手やパソコン業務の人は長時間座った姿勢を取らなければなりませんし、美容師さんは長時間の立ち仕事、介護系の人や引っ越し屋さんは人や重い荷物を運びます。

仕事ってたくさんあるので、腰痛になる原因は仕事で変わってきますが、共通していえるのは体に負担のある動作や姿勢を長時間、毎日行っているということです。

月1回とかなら痛みは出にくいでしょう。

しかし、仕事って毎日します。

そういった負担が積み重なることで腰痛といった不調をきたします。

同時相関相補性

冒頭で健康は呼吸・食事・運動(動作)・精神面・環境面の5つが互いに関係しあってバランスを取ることで成り立っているとお話ししました。

これを同時相関相補性といいます。

この内どれか一つでも欠けると体に不調をきたします。

それだけではなく、互いに関係しあっているため1つが悪くなるとつられて他のところも悪くなりだします。

例えば運動不足です。

運動不足になると筋力低下や柔軟性の低下だけでなく、心肺機能低下により呼吸機能も低下します。

さらにストレス発散には運動が効果的ですが、運動不足だとストレスはたまる一方です。

こういった風に呼吸や精神面へも影響を与えます。

5つの自己責任

呼吸・食事・運動(動作)・精神面・環境面の5つは自分でコントロールできることから5つの自己責任といわれます。

この5つは自分でちゃんと管理していれば健康でいられます。

ちゃんと管理せずに不健康になってしまったのは自分の責任ですよという考え方です。

ちょっと言い方は厳しいかもしれませんが、腰痛などの体の不調は日常生活からくることが多いため、みなさんも普段の生活を一度見直してみるといいかもしれません。

伊那市、辰野町、箕輪町の方で、腰痛や肩こりにお悩みの方は当院へご相談ください。

ブログ一覧