こんにちは。箕輪町の整体。はやし健康整体院の林です。
今日は昨日とは打って変わって雨が降ったせいか肌寒い1日でした。
体調は崩していないですか?
急な気温の変化は体調にも大きく影響するので気を付けてくださいね。
さて、今日は巻き爪についてお話ししたいと思います。
巻き爪は爪が丸く曲がってしまって、皮膚に食い込んでしまっている状態です。
爪が皮膚に食い込むため痛みを生じ、歩行しづらくなったり、ひどい場合には化膿したりもします。
僕の印象では圧倒的に親指に多い印象というか、親指でしか今のところ見たことがありません。
そして若い人よりも年配以降の人に多いです。
一般的な原因として、爪の切りすぎや靴が合っていないこ、足の指への過度な負担、白癬(はくせん)が原因と言われていますが、整体師目線では原因は他にもあるように思えます。
それは歩き方と歩行不足です。
歩くときの足の裏にかかる重心は、かかと、足の外側、足の前方、親指の付け根、親指と移動していきます。
しかし、姿勢の歪みや歩き方が悪いと、重心が小指に抜けて行ったり、親指の付け根から内側に抜けて行ったりして親指での蹴りだしができていないことがあります。
また、歩行する機会が少ないと、足の指に体重が乗る機会が減ってしまいます。
爪は元々巻く性質があると考えられています。
正常であれば、歩くときに親指に荷重がかかることで、地面からの圧がかかり、巻く力を抑えてくれています。
しかし、上記の理由から親指へ荷重をかける、足の指で踏ん張るということが少なくなると、爪の巻く力が勝ってしまい、巻き爪になるのだと思います。
年配以降の方に巻き爪が多いのは、長年の生活によってできた姿勢の歪みがある方や、歩行機会が少なくなる方が多いことが原因と考えられます。
実際、寝たきりのほとんどの方が巻き爪になります。
巻き爪になると手術をしたり、病院で爪を切ってもらう方が多いと思われますが、巻き爪になってしまった原因をしっかりと考えて、そこを治していかないと、再発する可能性が高いと思われます。
巻き爪を治すためには足の指で踏ん張る機会を増やすことが大事です。
かといって巻き爪になった状態では、親指に荷重をかけると痛くて無理です。
まずは病院で適切に処置をしてもらってください。
巻き爪が改善したら再発しないように、
・歩行の機会を増やす
・かかとから接地し、最後は親指で地面を蹴ることを意識する
・姿勢の歪みを取り除く
・自宅でかかと上げを行う(指先を使って)
を意識して生活をしてみてください。
巻き爪を放っておくと、痛みで指に体重がかけられないため、後方重心になります。
立った状態でかかとに体重を移動してみてください。
膝が曲がり、骨盤は前に出て後傾し、上半身は猫背になりますよね。
以前ブログで書いたスウェイバック姿勢になります。
この姿勢は腰痛や肩こり、膝の痛みの原因となります。
そうならないためにも早め早めに対処していきましょう。
伊那市、辰野町、箕輪町の方で、腰痛や肩こりにお悩みの方は当院へご相談ください。