こんにちは。箕輪町の整体。はやし健康整体院の林です。
今回はO脚とX脚について書きたいと思います。
O脚とは
O脚は内反膝とも呼ばれ、膝が外側に湾曲し、内くるぶしを揃えても膝がくっつかない状態をいいます。
O脚は2種類あります。
1つは股関節が内旋し下腿が外旋し外側を向いているXO脚と呼ばれるものです。
もう1つは股関節も下腿も外旋し膝が外を向いているものです。
XO脚は比較的若い人に多く、もう片方のO脚は中高年からお年寄りに多いです。
X脚とは
X脚は外反膝とも呼ばれ、膝が内側に湾曲し、両ひざを揃えても、内くるぶしがくっつかない状態をいいます。
X脚は股関節が過度に内旋してしまい起きます。
O脚の原因
O脚の原因として、歩き方・立ち方の癖、足を組む癖、運動不足、不良姿勢といった日常生活に問題があることが多いです。
また、足のケガや靱帯の損傷、骨の発育不全や形成不全といったものも原因となります。
特に猫背はO脚になりやすいです。
背骨が丸くなると、骨盤は後傾します。
骨盤が後傾すると股関節は外旋します。
股関節が外旋してしまうことでO脚になりやすくなります。
XO脚の原因
XO脚は下腿が必要以上に外旋してしまい起こります。
膝は曲げ伸ばしのみの動きと思われがちですが、実は少しねじれの動きも入っています。
正常な動きでは膝が伸びるとき、下腿は少し外旋します。
しかし、股関節や足関節の硬さ、筋肉のアンバランスにより必要以上に下腿が外旋してしまうことでXO脚になってしまいます。
XO脚もO脚と一緒で、日常生活からの影響が大きいと思われます。
X脚の原因
X脚の原因としては骨盤の前傾、股関節の歪み、歩行不良、筋力低下、柔軟性の低下が考えられます。
X脚は女性に多いのですが、男性に比べ筋力の少ない女性に起きやすいのだと思われます。
特に殿筋(お尻の筋)、内転筋(大腿の内側の筋)の筋力低下はX脚を引き起こす原因となります。
また、反り腰では股関節が内旋してしまうため、X脚になりやすくなります。
体に及ぼす影響
O脚は膝の内側に負担がかかるため、膝の内側に痛みを引き起こすことがあります。
高齢者に多い、膝関節症はO脚により膝の内側に負担がかかってしまったことにより、膝の内側がすり減ってしまったため起こります。
また、O脚は骨盤の後傾や猫背を伴うため、姿勢が悪く、背も低く見えてしまいます。
X脚は膝の外側に負担がかかるため、膝の外側に痛みを引き起こすことがあります。
X脚もO脚も足首から下への負担が強いため、足の裏が炎症を起こす足底筋膜炎や
足の親指が内側に入ってしまう外反母趾を引き起こす原因となります。
O脚やX脚は、筋のアンバランスにより血行不良になりやすく、下半身太りになりやすい傾向にあります。
骨盤も過度に前傾や後傾している場合が多く、腰痛を伴っている方も多いです。
改善するために
O脚やX脚に共通して必要なことは日常生活を見直し、猫背や骨盤が過度に後傾したり前傾したりする状況にならないようにすることです。
O脚、X脚に限らず体の不調は日常生活の影響からくることが多いです。
まずは、日常生活を見直しましょう。
その次に運動療法です。
O脚やX脚はマッサージやストレッチだけでは治りにくいと言われています。
効果がないわけではないですが、戻りやすいです。
運動を行い、使えていない筋を使えるようにしていく必要があります。
そこにマッサージやストレッチを併用することで、より効果が期待できます。
当院では
当院では骨盤、股関節、足関節の動きを、操体法という運動療法により改善していきます。
世界的にみても疼痛治療には運動療法が1番と言われており、もっとも効果的な治療法になります。
また、日常生活で問題になっている部分を問診で探し出し、改善策をアドバイスします。
自宅で行えるセルフケアもお伝えしています。
この3つをしっかり行うことで、体の歪みを整え、X脚やO脚の改善を図っていきます。
伊那市、箕輪町、辰野町でO脚やX脚にお悩みの方は、当院へご相談ください。