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美容師さんの腰痛・肩こりについて

みなさんこんにちは。はやし健康整体院の林です。
みなさんのお悩みをしっかりと解決できるよう毎日勉強頑張っています。


腰痛や肩こりになりやすい姿勢や癖、動きなどを解剖学や運動学と照らし合わせて勉強していたんですが、これ美容師さん何個も当てはまりすぎるなと思ったんでブログ書いています。

身体の歪みは生活の中から生まれるというのが操体法の考え方の1つなんですが、仕事もその1つです。仕事は週5日、長年続ける人がほとんどだと思いますので、歪みを作りやすい大きな要因と言えます。

職業によって出やすい症状ってあるんですが、例えば介護士さんとかは入浴介助や高齢者を持ち上げたりと腰に負担のかかる動作が多く腰痛になりやすいです。

また、長時間のパソコン業務、長時間の運転をする方などは腰痛だけでなく肩こりも出やすいです。今回は美容師さんに出やすい症状について考察してみました。

腱鞘炎

美容師さんは髪を切るという仕事をされています。髪を切るにはハサミを使いますが、一般の方であればハサミを1日中使うことはまずないと思います。

ですが美容師さんは1日中使っています。同じ動作を繰り返し長時間行っていると、その動作に必要な筋や関節に負担がかかります。

そうすると指や手首に炎症が起き痛みが出たり、動かしにくさが出てきます。これが腱鞘炎です。手をよく使う美容師さんに多い症状だと思います。

腱鞘炎の詳しい説明は省きますが、手をよく使う主婦や料理人さんにも多い症状です。

肩こり

肩こりは一般の方でも多い症状ですが、美容師さんは特になりやすいように感じました。まず、髪を切るために腕を上げなくてはいけません。

短時間ならいいのですが、30分~1時間はかかるのではないでしょうか。ずっと腕を上げていると腕を持ち上げている肩の筋肉に負担がかかります。それを繰り返すことで筋が硬くなり肩こりになります。

また、髪を切るために腕を前にあげているので背中が丸まりやすく猫背になりやすいことも原因と思われます。

その他には、髪を切るとき、ドライヤーをかけるときの腕の向きにも問題があると思います。身体には各部位の動きやすい方向があるのですが、髪を切るときドライヤーをかけるときの腕の向きはその方向と逆になりやすいと思います。

基本の動かしやすいパターンから逸脱することで肩こりになりやすかったり痛みが出やすい状態になってしまっていると思われます。

腰痛

美容師さんが腰痛になりやすい原因として1つ目は立っていることが多いことが考えられます。長時間同じ姿勢を取り続けることにより背中の筋肉や足の後ろ側の筋肉に負担がかかり硬くなってしまいます。

また、疲れてくると背中を丸めてしまったりと姿勢を崩してしまうことも原因と思われます。

美容師さんの姿勢を観察していると、多くの方がこのSwayback姿勢になっています。

Swayback姿勢は頭が前に行き、背中が丸くなり、骨盤は後傾して前に行きます。

この姿勢は腰痛を引き起こしやすい姿勢です。

Swayback姿勢


2つ目は立ち方の癖です。身体に負担がないようにするには両足にバランスよく、足の親指のあたりにに重心があるといいのですが、どちらか片方の足に重心があったりすると腰に負担がかかります。

人によってはハサミなどの道具が入ったカバンを腰に下げている場合がありますが、これも立ち姿勢のバランスを崩す要因となりやすいです。

3つめは髪を切る動作やシャンプーの動作時の姿勢です。特にシャンプーをするときは前かがみで頭が前にあり、腰に負担がかかりやすい姿勢です。

身体を壊さないために

もっとよく話を聞いたり仕事を見学させていただけたら、他にも色々と原因がでてくると思いますが、今パッと思い浮かぶのはこれぐらいでしょうか。

操体法のブログにも書きましたが、身体の不調の多くは日常生活の中から生まれます。

しかし、仕事は生きていく上では必要不可欠で、転職したり内容や行い方を変えるのは非常に難しいです。そのため仕事前、仕事の合間、仕事後に体操やストレッチをしたり、マッサージをするなど日々の身体のメンテナンスが重要になってきます。

はやし健康整体院では、自宅で簡単に行えるセルフケアをお伝えしています。自分の身体を自分で守れるようになってみませんか?

その日の疲れを次の日に残さないようにして、日々の仕事を頑張っていきましょう。

僕も勉強に身体のメンテナンス頑張りたいと思います。

伊那市、辰野町、箕輪町の美容師さんで、腰痛や肩こりにお悩みの方は当院へご相談ください。

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