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治療の本質とは

こんにちは。箕輪町の整体。はやし健康整体院です。

今日は当院が大事に考えている「治療の本質」についてお話ししたいと思います。

当院に来られる方は、年齢も性別も症状も様々ですがどのお方にも必ず提案していることがあります。

それは「初めの1か月は週2回通う」「3か月の継続来院」ということです。

これを聞くと「あっなんだ。ただの営業トークか」と思われるかもしれません。

ですが、この回数と期間というのがこれからお話しする治療の本質と深い関りがあるんです。

当院に来られる方だけでなく、一般の方は1回の施術や週1回、月に2回程度で治ると思われている方が非常に多い印象です。

このブログを読んでいる方もそう思われている方いるがおられると思います。

数回で症状が良くなることはあっても数回で治るということは99%ないと思ってください。

週2回通う必要があると聞くと「時間がない」「忙しい」「お金が…」といわれる方が一定数おられます。

それは体に関する知識がないため仕方のないことなのですが、この週2回はお金が欲しくて言っているのではありません。

整体に来られる方は痛みやしびれといった症状がありますが、この症状がなくなって「先生、症状良くなりました。治ったんでもう来なくていいですか」といわれる方がおられます。

症状がなくなったから治った。本当にそうでしょうか。

実は症状がなくなった=治ったという訳ではありません。

痛みが出る前には、骨盤や背骨の変化、筋肉のアンバランス、姿勢の変化、左右差の出現、筋肉のコリ、関節の硬さなどの問題が必ず出ます。

痛みやしびれは一番最後に出てくる症状なのです。

体の根本にある体の問題を改善しなければ治ったとは言えず、痛みやしびれだけに焦点を当てていると再発やさらに体を悪化させてしまいます。

例えばダイエットや筋トレを例に考えてみましょう。

ダイエットを週1回行いました。1か月後に痩せているでしょうか?

筋トレを週1回行いました。1か月後にボディビルダーみたいになっているでしょうか?

痩せてもいませんし、筋肉ムキムキにもなっていません。

ダイエットも筋トレも毎日、それもある程度の期間が必要です。これは皆さんもお分かりだと思います。

整体も同じで、痛みやしびれなどの症状の緩和ではなくて体そのものの状態を変えていかなければいけません。

そのために回数と期間が必要なのです。

もう1つ知っておいてもらいたいことがあります。それは「体が治るメカニズム」です。

これも分かりやすく例えをだしてみましょう。

コケてすりむいて血が出たら、洗って消毒して薬を塗って包帯したりします。痛みは数日、傷は自然と数週間で治ります。何が作用して治ったのでしょう?

風邪はどうでしょうか。薬によって熱を下げ、鼻水を抑え、咳をとめて、のどの痛みを抑える。たいていは1週間ほどで良くなります。ウィルスや細菌と戦っているのは何?

胃がんで胃を半分切除しました。しばらくすると縫合したところはくっついて、胃はなぜか大きく戻ってきます。なんで縫合したら傷がくっつく?なんで胃は元の大きさに戻る?

これ全部自分の体が治しています。

治しているのは全て人間が持っている力です。これを「自然治癒力」といいます。

すべての治療はこの「自然治癒力」を前提に存在しています。

整体での施術も同じで、僕たち整体師が体を治しているのではなく、僕たちは人間が本来持っている自然治癒力が最も機能しやすい体になるようにお手伝いしています。

ですが、整体に来られる方のほとんどがこの自然治癒力が低下していることが多いです。

自然治癒力が低下しているとこちらがどんなにいい施術をしようと、すぐに体に変化はおきません。

体の内面では変化は起きていますが、外面に変化が出るほどのものではなく、最大でも3日ほどで施術前の体に戻るといわれています。

整体に行ってその時は良かったけど、3日ほどたつとまた痛みが戻ってきてしまうとい話はよく聞くと思います。

それは当たり前です。適切な回数・期間で施術を受けていないためです。

痛みが出ている皆さんの今の状態を作ったのは、日々の生活や仕事の影響が大きいと思います。

毎日、数年にわたって負担となる動作を続けてきた結果が今の体になるのですが、改善する場合も逆のことをしなければなりません。

施術という刺激をできるだけ多く長い期間入れていく必要があります。そのための週2回3か月継続来院が必要となってきます。

最も効果的なタイミングで必要な回数・期間の治療、人間の持つ自然治癒力を最大限に活用すること、これが治療の本質なのだと考えています。

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