みなさんこんにちは。箕輪町の整体。はやし健康整体院の林です。
雨が上がってとっても暑い1日でしたね。
5月といっても熱中症になってしまう方もおられるので、水分補給をしっかり行ってください。
先日、顎関節症疑いのお客様がいらっしゃいました。
顎関節症については知識としては勉強しましたが、実際にお客様で来られたのは初めてでした。
せっかくなので、今回は顎関節症についてと、整体院でのアプローチについてお話しします。
顎関節症とは?
顎関節症は口の開閉時に顎関節から音がする、口が開けにくい、あごが痛いなどの症状がみられる疾患です。
他にも頭痛や肩こり、めまいといった症状が現れることもあります。
顎関節症は2人に1人が経験するといわれるほど、発症率が高い疾患です。
原因として、歯のかみ合わせの異常、顎関節への負担、過度なストレスや精神的緊張、歯ぎしり、食いしばり、頬杖、うつぶせ寝、噛み癖などがあります。
整体院でできること
一般的には顎関節症は歯医者さんの領域です。
顎関節症を治すには、歯医者さんで噛み合わせの治療をしてもらう必要があります。
しかし、整体院でもできることはあります。
顎関節症は姿勢や骨の歪み、日常生活のくせが関係しています。
その影響からみ合わせがずれてしまったのであれば、僕たち整体師はここに関わることで顎関節症の症状を改善、予防できる可能性があります。
頸部との関係
噛み合わせは頸部の動きと深い関係があります。
前歯、奥歯、左側、右側で噛みやすい首の向きがあります。
例えば、食事のときに座っている位置から左にテレビがある場合、テレビを観ながら食事をする習慣があったなら、右側で噛む習慣ができてしまっている可能性が高いです。
問診で普段の生活の状況が分かれば、テレビか座る位置を変えるという改善策が取れます。
頭がい骨との関係
また、頭がい骨も顎関節症と関係があります。
頭がい骨の中には顎関節を構成している、側頭骨と下顎骨も含まれています。
側頭骨は頭部の他の骨と結合しているため、他の骨が歪んでしまうと影響を受けてしまいます。
さらに、側頭骨には鎖骨と結ぶ胸鎖乳突筋、側頭骨と結合している後頭骨には頸椎と結ぶ後頭直筋などが付着していることから、顎関節の歪み単体ではなく、全身の歪みも影響があると考えられます。
全身との関係
前述した顎関節症と全身の歪みの関係を話したいと思います。
顎関節は隣接している骨やその付近の筋の影響を受けるというのは分かりやすいと思います。
その他にも筋膜での繋がりを考えなくてはいけません。
筋膜というのは筋を包んでいる膜なのですが、この膜は何種類も経路があります。
その内3つの経路が頭部まで繋がっています。
それだけでなく、頭部まで繋がっている3つの筋膜経路は他の筋膜経路と複雑に絡み合っているため、全身の歪みが顎関節症に影響を与えるのに十分な繋がりがあるといえます。
整体院での関り
頸部や頭がい骨、筋膜が噛み合わせに影響を与え、それが原因で顎関節症になってしまったのであれば、整体院でも顎関節症に関わることができるというのがお分かりいただけたでしょうか?
整体師は直接噛み合わせを治療することはできませんが、全身の歪みを整えることで症状を改善させることは十分できると僕は考えています。
何回も顎関節症になってしまうのであれば、生活や姿勢などの歪みの改善が必要なように思えます。
噛むという行為は食事には必要不可欠な動作です。
そして食事は健康を維持していくために重要なものです。
健康を維持していくために、一度自分の生活や身体の状態を見直してみませんか?
伊那市、辰野町、箕輪町の方で、腰痛や肩こりにお悩みの方は当院へご相談ください。