こんな症状はりませんか?
お客様の声
歩くときに膝に違和感を感じる
30代 女性 塩尻市
歩くときに右膝に違和感を感じていて、軽度ですが徐々に痛みを感じるようになってきました。林さんとは元々知り合いで、整体院を始めたと聞きお世話になりました。3回施術を行っていただきましたが、施術は短時間なのに実施後は膝が軽くなり違和感も軽減していました。身体に変化を出すには期間が必要ということなので、しばらくお世話になろうと思っています。
膝関節は歩いたり、立ち座りの際によく使います。膝関節は中間関節と呼ばれ、股関節と足関節に挟まれています。そのため股関節の障害や足関節の障害による影響を受けやすい場所になります。
足関節が硬くなっていたり外反母趾があると歩くときの衝撃を足部で緩衝できず膝に負担がかかります。股関節の硬さや股関節の上の背骨に問題がると姿勢が悪くなり膝へ影響が出てしまいます。
膝に痛みがあっても膝関節だけが悪いとは限らないのです。膝関節への負担や痛みを放っておくと膝関節の変形に繋がってしまうこともあります。
膝には痛みが出やすい場所があります。特に膝の内側はさまざまな組織があり、痛みが生じやすい場所です。
膝蓋骨の動きが乏しくなると、膝の屈伸が起きにくくなり歩くときや立ち上がりの際に痛みが生じます。
また、膝蓋骨の下にある脂肪体と呼ばれる組織を圧迫することでも痛みが生じます。膝蓋骨の硬さを放っておくと膝蓋骨は膝関節を圧迫してしまい膝に水が溜まりやすくなります。
膝蓋骨の硬さは膝の前側や内側に痛みを生じさせます。
半月板は膝関節の間にある軟骨で緩衝材の役割を持っています。これが亜脱臼し靭帯を圧迫することで痛みがでます。
またO脚や変形性関節症でも内側の半月板が圧迫され痛みが生じます。内側の半月板は内側の靭帯とくっついているため、膝の内側に痛みが出やすいです。
歩くときや立ち上がり、しゃがむときに膝の内側に痛みが出る場合は、鵞足炎(がそくえん)の可能性があります。鵞足とは大腿の筋肉の内、3つの筋肉が付着する場所のことを言います(写真1)。
この3つの筋が強いねじれにより引き伸ばされて問題になることが多いです。筋肉が引き伸ばされた状態で膝の曲げ伸ばしを行うことで膝の内側に痛みが出ます。
立っている時間が長い、座るときに足を組んでいる、よく歩く・走る、ハイヒールを履くといった動作は筋肉の短縮を引き起こしやすく鵞足炎になりやすいです。
筋肉の衰えや肥満、姿勢が悪かったり膝にねじれが生じることで、膝の内側に負担がかかり、内側にある軟骨をすり減らしてしまい膝関節に変形をきたしてしまいます。加齢も大きな問題となります。
神経障害の中でもっとも多いのが伏在(ふくざい)神経障害で、原因不明の膝の痛みの1つです。伏在神経は太ももの付け根から大腿神経という太めの神経が枝分かれした神経の一つで足の内側を通ります。
筋膜が筋肉や皮膚にくっついて硬くなることを癒着といいます。この癒着の影響で神経が圧迫されることで神経の正常な働きができなかったり異常な感覚や痛みを引き起こします。
特に縫工筋や内側広筋といった大腿の内側を通る筋肉に硬さがあると生じやすくなります。
日常生活が痛みなどの不調に関連していることが多いです。膝に負担がかかる動作は避けることはもちろんですが、膝は膝以外の場所からの影響を受けやすいため、股関節や膝関節の柔軟性や下肢の筋力低下、普段の姿勢に気を付ける必要があります。
当院では原因追及を大切にしています。問診で詳しくお話を聞き、検査して原因を特定していきます。原因が特定出来たら、お客様の原因に合わせた施術を行っていきます。
膝関節は膝関節以外の関節の影響を受けやすいため、足だけでなく全身の歪みを整えていきます。
また、膝の痛みの原因は日常生活の中から生まれることが多いため、生活面でのアドバイスやセルフケアをお伝えし、症状改善を目指していきます。