こんにちは。箕輪町の整体。はやし健康整体院の林です。
突然ですが、テストをしてみてください。
2人向かい合って椅子に座って握手してください。
1人は手の甲を上に、もう1人は手の甲を下にします。
手の甲を上にした人は肘を外に開いた状態、手の甲を下にした人は脇を締めた状態になると思います。
この状態で押し合ってみてください。
どうでしたか?
よほどの腕力差がない限り、手の甲を下にした人が勝つと思います。
手の甲を上にした人が勝ってしまったとしても、より力を入れなければいけなかったと思います。
よくゴルフや野球などでも脇を締めろと言われますが、これは脇を開いた状態だと、力が入りにくいためスイングのパワーがでないためです。
整体師の観点からみると、肘を開いた状態というのは力が入りにくく、人間が動かしやすい肢位のパターンから逸脱していて体の負担になりやすい状態だと思います。
重いものを持つとき、肘を開いて持つのと、脇を締めて持つのとでは脇を締めた方が力が入りやすく安定しており、体が楽だと思います。
歩く際も前後に手は振るけれども、横に振りながら歩く人はいないと思います。
日常の一般的動作では肘を開いて長時間する動作はありません。
体もそのように設計されていないのです。
実際に、肩肘張って動作をすると、非常に辛いです。
その状態で重いものを繰り返し持っていたりしたら、手首、肘、肩に負担がかかります。
それが肩こりや肘の痛み、手首の痛みに繋がります。
「肩肘張る」という言葉があります。
これには威張っている、気負っている様子といった意味があります。
「肩肘張っては生きてゆけない」とよく言われますが、これは威張ってばかりだと周りから嫌われてやっていけないよという意味があります。
肩や肘を張った状態は体にも負担がかかり、体を壊してしまいますが、確かに体を壊した状態では生きていけません。
この言葉は体の動きそのものをうまく表現した言葉でもあるなぁと思いました。
肩肘張るというのは、人間関係でも身体的にもいいことはないので、みなさんも気を付けてください。
伊那市、辰野町、箕輪町の方で、腰痛や肩こりにお悩みの方は当院へご相談ください。