こんにちは。箕輪町の整体。はやし健康整体院の林です。
突然ですが、アメリカで一番の痛み治療は何だと言われているか知っていますか?
それは運動療法です。
アメリカだけでなく、世界的に見ても痛み治療は運動療法が主流になっています。
日本は海外と比べると、痛み治療が20年遅れていると言われていましたが、最近になって運動療法の重要性が日本でも浸透してきました。
日本整形外科学会でも「手術より効果的」と公表されています。
今回はこの「運動療法」について書いていきたいと思います。
痛みはどうやって起こるのか?
運動療法の説明の前に、まず痛みが引き起こされる原因についてお話しする必要があります。
痛みがどうやって起こるのかというと、原因は硬結にあります。
筋肉が硬くなってしまっていることが原因なわけです。
みなさん肩が凝ったときってどうしますか?
多くの人が、肩の凝っている部分を揉んだり叩いたりすると思います。
気持ちいいし楽になることが多いと思います。
肩の動きも良くなっていると思います。
これって何が起こったのかというと、硬結に対して緩めるということをやったわけです。
硬結がなくなって痛みがなくなったという結果が生まれます。
これって肩こりが治ったって言えるでしょうか?
また次の日には肩の凝りが戻っているはずです。
これでは根本的な問題は解決できていません。
痛みを起こす原因は硬結にありますが、じゃあなんで硬結ができたんでしょうか?
硬結ができた原因を改善できないと痛みは戻り、治すことはできません。
人間の体ってそもそもなんで痛みが出るようになったかというと、日常生活で負担がかかる動きをしていたから悪くなっています。
なので治すためには動きを通して良くする必要があります。
相反抑制
次に相反抑制についてお話ししたいと思います。
これは主動作筋が働くときに、拮抗筋が緩むという神経反射のことです。
例えば肘を曲げるときに主に働くのは上腕二頭筋です。
力こぶを作る筋肉ですね。
肘を伸ばすときは反対の上腕三頭筋が主に働きます。
肘を曲げる動作を行うときに、上腕二頭筋の拮抗筋である上腕三頭筋は相反抑制によって緩みます。
この反射があるおかげで、スムーズに肘を曲げることができます。
運動療法がなぜいいのか
肘だけでなく、全身の筋肉が相反抑制の影響を受けています。
硬結は筋肉が硬くなっている状態と書きましたが、硬くなっているということは筋肉が縮んでしまっているということです。
腰痛の方は腰の筋が縮んでいるので、前側にある腹筋は逆に緩んで伸びている状態です。
腰の筋をマッサージなどで緩めてあげても、姿勢が同じだったり、腹筋が緩んだままであれば、また腰の筋は硬くなります。
これでは痛みが戻ってしまうのは当たり前です。
ではどうすればいいのかというと、
腰の筋の拮抗筋である腹筋を働かせてあげればいいんです。
腹筋を働かせてあげることができれば、相反抑制により腰の筋肉は緩みます。
それにより腹筋と腰の筋のバランスが取れ、腰の痛みを改善することができます。
運動療法は筋肉を鍛えることではありせん。
緩める手技です。
頑張りすぎている筋を緩めつつ、さぼっている筋を働かせることで、体のバランスを整え、痛みなどの不調を改善することができます。
これが運動療法の効果であり理論です。
しっかりとした効果と理論があるため、アメリカで一番支持されているのです。
当院では
当院の施術法である操体法も運動療法です。
操体法を使い、筋肉のバランスを整えることで全身の歪みを改善し、痛みなどの不調を取り除いていきます。
当院の強みは施術だけではありません。
問診と検査、カウンセリングに力を入れています。
痛みなどの不調は日常生活からくることがほとんどですが、
問診をしっかり行うことで、日常生活のどこに問題があったのか特定することができます。
検査では姿勢の評価だけでなく、整形外科テストも行い、体のどこに問題が起きているのかを特定します。
問診と検査をしっかり行うことで、日常生活での改善点をアドバイスでき、お客様に必要なセルフケアを提案することができます。
それにより早期改善と再発予防を行うことができます。
伊那市、箕輪町、辰野町にお住みのかたで、腰痛や肩こりに悩んでおり、いつも痛みが戻ってしまうというかたがいらっしゃいましたら、当院までご相談ください。