こんにちは。箕輪町の整体。はやし健康整体院の林です。
今回は坐骨神経の絞扼されやすい場所について書きたいと思います。
片側のお尻の真ん中
以前ブログで書きましたが、この場所には梨状筋という筋肉があります。
上の画像を見てもらうと分かりやすいのですが、坐骨神経は梨状筋の間から出てきます。
梨状筋だけでなく、股関節を外旋させる筋肉や靱帯が密集しており、坐骨神経が絞扼されやすい場所になります。
坐骨神経痛の約3割はここで絞扼されているといわれ、坐骨神経痛では鉄板の場所です。
片側のお尻の下
2つ目はお尻と足の境目あたりです。
上の画像の丸で囲った部分です。
ここは大殿筋という大きなお尻の筋肉と大腿二頭筋という大腿後面の筋肉がちょうど重なる部分です。
坐骨神経はこの2つの筋の下を通ります。
大殿筋や大腿二頭筋は硬くなりやすい筋肉のため、坐骨神経は絞扼されやすくなります。
下に大殿筋と大腿二頭筋の画像を入れておきます。
総腓骨神経分岐部
次は総腓骨神経分岐部です。
坐骨神経は途中で総腓骨神経と脛骨神経に分岐します。
画像の丸で囲ったあたりです。
この部分は大腿二頭筋が腱となって下腿の外側に回る部分で、大腿二頭筋が硬くなっていると絞扼されやすい場所になります。
内くるぶし下
写真の中の赤い線は坐骨神経から分岐した脛骨神経です。
脛骨神経は内くるぶしの下の当たりで曲がり、足の裏へとつながっていきます。
青い丸で囲った部分はちょうど脛骨神経がカーブになっているところです。
神経がカーブしている分、神経が動く際に摩擦を受けやすい部分です。
また、この部分には屈筋支帯と呼ばれる、靱帯でできた帯があります。
屈筋支帯は腱や神経がバラバラにならないように、まとめる役割があります。
この屈筋支帯が硬くなることでも絞扼を受けやすくなります。
自分でできること
坐骨神経がどこで絞扼されているのかは実際に体を触って検査してみないと分かりません。
このブログを読んでいる方で足にしびれや痛みがある方がいましたら、
このブログを参考に、絞扼されやすい場所のマッサージを行ってみてください。
楽になるなというところがあったら、重点的にやってみてください。
最後に、座骨神経が緩んでしびれが楽になる姿勢をお伝えします。
この姿勢は坐骨神経痛の予防としても効果的なので、朝と夜にやってみてください。